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浅村栄斗「能力だけで打ち続けるのは無理」。
フロック→真の実力へ変貌した転機 (3ページ目)

  • 田口元義●文 text by Taguchi Genki
  • photo by Kyodo News

 この年、打率.310をマークし、32本塁打と127打点は自己最多。自身2度目の打点王も獲得した。そして昨年は前年を上回る33本塁打を記録。スラッガーとしての地位を確固たるものにした。

 今季も68試合に出場時点で、パ・リーグ2位の21本塁打(成績は9月8日現在)。新型コロナウイルスの影響により今季のレギュラーシーズンは120試合に縮小されながら、33本以上のハイペースで本塁打を量産する。

 人は「スラッガー」と表現するかもしれないが、日進月歩の姿勢は変わらない。自分と向き合い、コツコツと頭と技を磨く。それが、浅村栄斗という強打者を形成していくのだ。

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