2020.08.06

柳田悠岐、今宮健太は即決。
八重樫幸雄が選んだホークスベストナイン

  • 長谷川晶一●取材・文 text by Hasegawa Shoichi

「オープン球話」連載第27回 

掛布、バースらが揃った阪神ベストナイン>>

【ホークス最強バッテリーは和田毅&城島健司】

――八重樫さんが選ぶ「球団別歴代ベストナイン」、第4回は福岡ソフトバンクホークス編です。前身のダイエー、南海ホークス時代も含めて選考をお願いします。では、投手からお願いします!

八重樫 南海時代にも杉浦忠さんとかいいピッチャーはたくさんいたけど、すべての「ホークス」の中から、僕が推したいのは和田毅なんですよ。ダイエーが強かった頃には、斉藤和巳、杉内俊哉、新垣渚といった好投手がいました。でも、長年ローテーションを守っている和田は立派です。「松坂世代」として、未だに現役というのも評価ポイントは高いよね。

2014年に揃ってゴールデングラブ賞を受賞した(左から)柳田悠岐、今宮健太、松田宣浩 photo by Kyodo News――八重樫さんからご覧になって和田投手はどんなピッチャーですか?

八重樫 日本だけの成績でいえば、昨年までで通算130勝70敗。これだけ勝ち数が多いと、監督は計算が立つし、チームメイトからの信頼も厚くなる。今年も勝ち星が先行しているし、本当に立派ですよ。多くの人は、「球の出所が見づらい」と独特なピッチングフォームを指摘するけど、僕は「タイミングが合わせづらい投手」というイメージのほうが強いです。

――「タイミングが合わせづらい投手」とは、どういう意味でしょうか?

八重樫 投球動作に入って、ボールを持つ左手を頭の後ろに持ってくるまでの間が、独特なんですよ。おそらくだけど、これは自分のタイミングではなく、バッターのタイミングに合わせて少しずつ変えている気がするんですよね。昔、大洋(現DeNA)にいた岡本透に似ている気がするな。

――では、キャッチャーはいかがですか?

八重樫 これは迷いなく、城島健司でしょう。阪神の田淵幸一さんのように「打てるキャッチャー」の代表格ですよね。攻守の中心でチームの柱だったし、歴代の中でも存在感抜群ですよ。