【MLB】大谷翔平は後半戦も記録ラッシュ 150得点・1000安打・100登板...締めは21世紀初のワールドシリーズ連覇
日本人メジャーリーガー後半戦の焦点【1】
打者編(大谷翔平・鈴木誠也・吉田正尚)
シーズン前半戦を終えて、ナ・リーグの本塁打トップ5にはふたりの日本人選手がランクインしている。32本塁打の大谷翔平(ロサンゼルス・ドジャース)が1位、25本塁打の鈴木誠也(シカゴ・カブス)が4位タイだ。
2位と3位には31本塁打のエウヘニオ・スアレス(アリゾナ・ダイヤモンドバックス)と30本塁打のカイル・シュワーバー(フィラデルフィア・フィリーズ)がいて、4位タイには鈴木とチームメイトの「PCA」ピート・クロウ=アームストロングが並ぶ。
トップ3は僅差ながら、大谷は3年連続の本塁打王に向けて好位置につけている。ドジャースの97試合(出場95試合)で32本塁打は、162試合に換算すると53〜54本塁打だ。ここから欠場することなく前半戦の量産ペースを維持すれば、昨シーズンの54本塁打を上回り、2年続けて自己最多を更新することもあり得る。
オールスターゲームでリラックスした表情の大谷翔平 photo by Getty Imagesこの記事に関連する写真を見る 今年受賞すると3年連続4度目となるシーズンMVPは、本塁打王よりも可能性が高いと見る。現時点の最大のライバルはPCAだろう。
PCAは25本塁打と27盗塁に加え、センターの守備もすばらしい。総合指標のWARは野球データ分析webサイト「ファングラフス」版のfWARが4.9、野球統計サイト「ベースボール・リファレンス」版のbWARが5.4(※)。どちらもナ・リーグのトップに位置する。大谷のfWAR=4.7は2位、bWAR=4.3は6位だ。
※WAR=セイバーメトリクスによる勝利への貢献度を示す総合評価指標。算出方法が統一されていないため、各社によって数値に違いがある。
ただ、大谷が出塁率.382(4位)を記録しているのに対し、PCAは出塁率.302(69位)に過ぎない。OPSも大谷が.988(1位)に対し、PCAは.847(14位)だ。さらに、6月なかばに投手として復帰した大谷が各登板のイニングを伸ばしていけば、WARにおいてもPCAをしのいでもおかしくない。
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著者プロフィール
宇根夏樹 (うね・なつき)
ベースボール・ライター。1968年生まれ。三重県出身。MLB専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランス。著書『MLB人類学──名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

大谷翔平 (おおたに・しょうへい)
1994年7月5日生まれ。岩手県水沢市(現・奥州市)出身。2012年に"二刀流"選手として話題を集め、北海道日本ハムからドラフト1位指名を受けて入団。2年目の14年にNPB史上初の2桁勝利&2桁本塁打を達成。翌年には最多勝利、最優秀防御率、最高勝率の投手三冠を獲得...










































