検索

【MLB】大谷翔平は後半戦も記録ラッシュ 150得点・1000安打・100登板...締めは21世紀初のワールドシリーズ連覇 (2ページ目)

  • 宇根夏樹●取材・文 text by Une Natsuki

【鈴木誠也も自己最多を次々と更新】

 大谷のここまでの5登板は、計9イニングで1失点(自責点1)。10三振を奪って与四球は2個しかなく、打たれた長打は皆無だった。2登板目以降の失点はなく、三塁すら踏ませていない。5登板目の7月12日はシーズン最多の36球を投げ、最長の3イニングを封じた。

 打者だけでなく投手としてもフル回転となれば、ドジャースのワールドシリーズ連覇の可能性も高まる。1998年〜2000年に3年連続ワールドシリーズ優勝のニューヨーク・ヤンキースを最後に連覇は途絶えている。ドジャースの連覇は、ブルックリン時代を含めても一度もない。

 そして大谷の後半戦で、もうひとつ注目したいのは「得点」だ。2000年に152得点を記録したジェフ・バグウェルに続く、1950年以降ふたり目の150得点以上が期待される。前半戦ここまでは91得点。こちらは162試合に換算すると151〜152得点となる。

 また、メジャーリーグ通算1000安打までは20本、通算出場1000試合までは30試合、通算100登板と通算500イニングまでは9登板と9.1イニング。後半戦は節目となる試合がいくつかある。

 一方、鈴木は前半戦で25本塁打・77打点を記録。メジャーリーグにおける自己最多をすでに塗り替えている。これまでの3シーズンは、2024年の21本塁打と2023年の74打点が最も多かった。二塁打と長打も、自己最多の更新は間違いなさそうだ。それぞれの最多は2023年の31二塁打と57長打だ。今シーズンは現時点で24二塁打と52長打を記録している。

 ちなみに、広島時代のシーズン最多は、38本塁打(2021年)、95打点(2016年)、32二塁打(2018年)、64長打(2018年・2021年)だ。

 過去3シーズンの出塁率が.336→.357→.366と推移してきたのと比べると、今シーズンの.319は低めではある。だが、パワーを重視するあまり、フリースウィンガー(大振り)に転じているということではない。

 MLB解析システム「スタットキャスト」によると、ストライクゾーン外のボールに手を出す割合は、今シーズンの22.7%が最も高かった。しかし、それでも大谷の25.5%よりも低い。PCAは44.3%なので、鈴木の2倍近い。

2 / 4

キーワード

このページのトップに戻る