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「実態が見えてこない」沖縄の新球団。
資金調達法や存在意義に迫る (6ページ目)

  • 森大樹●文・写真 text & photo by Mori Daiki

 冬でもプレーができる沖縄で、元プロらの一流選手のプレーを間近で見て、直接指導を受けることができ、対戦もできる。さらにリーグに所属しないため、遠征や普及活動、海外への選手派遣といった要望があれば臨機応変に対応することが可能だ。こういった立ち位置で、日本野球を世界に伝える活動をチーム単位で行なっていくことは、非常に意義があるのではないだろうか。

 その昔、琉球王国は日本と中国、東南アジアなどの周辺各国と良好な関係を築き、貿易で栄えたと言われている。琉球ブルーオーシャンズには、「沖縄からNPBを目指す」という目標の実現だけでなく、世界と日本野球を繋ぐ役割も期待したい。

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