ヤクルト高津監督が語る高卒3投手の
育成「先発、リリーフの中心に」 (4ページ目)
一軍の監督として、3人を育成していく日が訪れることを想像していたかも聞いてみた。
「そうした気持ちはありました。これからの3年で彼らを野球選手として、人間としてもっと育てていきたいですし、僕自身も監督として成長していきたい。今回、奥川(恭伸/2019年ドラフト1位)も入ってきますけど、彼らはまず近くにおいて、その成長を見ていきたい希望はあります」
高津監督からの期待を、3人はどう受け止めているのだろうか。
「高津監督には約2年間、ファームで見てもらいました。監督への感謝の気持ちじゃないですけど、一生懸命野球をして、僕の投げる姿を温かく見守ってほしいと思います」(梅野)
「3年間、チームのために本当に何もできていないので......ほんま、見捨てられてもおかしくないんですが、まだ話も聞いてもらえて......。ありがたいことですし、監督に使ってもらえるように、必死こいて練習していくしかないです」(寺島)
「高津監督には二軍でよくしていただきましたので、その期待を裏切りたくないというか......。それ以上の結果を出すことが目標です。あとはチームを勝たせること。なんとか監督を喜ばせることができれば、と思っています。そのためには来年も一軍の戦力として投げられるように、オフもしっかり過ごしたい」(高橋)
この3人が、1年を通して一軍でしっかり投げることができれば、高津監督の期待に応えたことになる。松山キャンプでの高橋、寺島、梅野の練習する姿を見れば、実現するのはそう遠くないと思えるのだった。
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