今季のDeNA今永昇太は
「120球以内で完投」の準備ができている (4ページ目)
「落ち込んで、それを態度に表してもプラスになることはないと気づいたんです。そんな雰囲気を出してみても、誰かが同情してくれるわけでもない(苦笑)。そんなの、カッコ悪いじゃないですか。強がりでも、ウソでもいいから、無理にでも気丈に振る舞うことでチームがうまく回るなら、そんなにいいことはありませんからね」
メカニックを理解した"今永昇太のフォーム"と、決め球に使える"パワーカーブ"。さらには"エース"と呼ばれるに相応しい結果と、チームのための"ポジティブ・シンキング"――プロ3年目の今永は新たな武器を携(たずさ)えて、進化を続けている。開幕のマウンドに立つことができれば、その経験値は、またこのピッチャーを次のステージへ押し上げてくれるに違いない。
(おわり)
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