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BC新潟のトルス投手が熱投アピール (6ページ目)
6回に1点を許したが、結局、失点はこれだけ。試合終盤でもスタミナ切れすることなく、完投でシーズン4勝目を挙げた。ここ数年、トルスはアメリカでも母国でもリリーフとしてフル回転してきたが、日本では先発の柱として活躍しており、体力的に疲れはないのか聞いてみた。
「まあ、これも新しい経験かな。アメリカでは先発しても6回か7回で交代だったけどね。BCリーグは、アメリカと比べてブルペンの人数も少ないので、なるべく負担を減らさないといけないしね。そもそも投げることが好きだから、そんなに苦にはならないよ。それより朝が早いのがつらいね(笑)。今日も5時に起きて、ここまで来たからね」
アメリカではほとんどがナイトゲームだったが、週末中心に試合が行なわれるBCリーグではデーゲームが多い。特にビジターの場合は、一旦集合してからチームバスで移動となるため、さすがにこれは堪えるようだ。
来日の目的について、トルスは「NPBに行くため」とはっきり言う。3月の強化試合の経験は、彼の自信を確信に変えたようだ。
その可能性について、昨年まで横浜DeNAベイスターズで活躍した新潟アルビレックスBCの長田秀一郎兼任コーチは、次のように語る。
「(外国人)枠の問題があるから安易なことは言えませんが、可能性はあると思いますよ」
長田によると、ストレートは140キロ台後半を記録するようになり、タイミングが取りづらい独特のフォームも、NPBの打者は手を焼くだろうとのことだった。ただ、身長の低さがネックになるかもしれないとも付け加えた。
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