「ムネリ~ン」の声が飛ぶ雁ノ巣で、
川﨑宗則が明かす一軍昇格への思い (3ページ目)
7回の守備からベンチに退いたが、その直後から球場正面口は川﨑の出待ちをするファンで溢れかえるなど、あらためてその存在の大きさを知らしめた。
途中交代したことについて、川﨑は試合後、次のように語っている。
「フルイニングいこうと思ったけど、自分の体力を考えて退きました」
試合に出るからには、100%の状態でプレーしたいという気持ちの表れでもある。だからこそ、コンディションが上がらなかったという前日の試合は、休養にあてた。
「コンディション悪いっすね。そりゃそうです。悪いから休む。元気だったら出ているから」と、一見ネガティブな発言をするが、それが本音でないことは次のコメントからもわかる。
「もちろんコンディションがよくないといっても、血液検査に引っかかったとか、医者にかかるとか、そういうわけじゃないんだけど(笑)」
そして誰もが待ち望んでいる一軍昇格については、次のように語った。
「それは知りません。一軍の首脳陣のみなさんに聞いてください。自分はまだまだ課題が見つかって、やばい状態です。ただ、声がかかれば嬉しいですよ。ホークスに戻ってきたときから、即一軍という気持ちはあります」
ポジションにはこだわらないと川﨑は言う。この日のポジションが、ショートでもサードでもセカンドでもなく、レフトであったことは、とにかく川﨑を使いたいという一軍首脳陣の意思の表れだろう。
報道では5月上旬の昇格と伝えられているが、現場では前倒しの噂もちらほらと聞こえている。
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