2017.01.06

掛布二軍監督が語る、2017年のタイガース
「鳴尾浜からの超変革」

  • 谷上史朗●文 text by Tanigami Shiro
  • photo by Kyodo News

 昨年の阪神タイガースの戦いは「超変革」のスローガンとともにスタートした。シーズン序盤こそ勢いのある戦いぶりを見せたが、間もなく失速し、最後は4位でフィニッシュ。ただ、若手を多用した選手起用も含め、チームが進もうとする方向性をはっきりと示した1年であったことは間違いない。その「超変革」に欠かせない若手育成を担ったのが掛布雅之二軍監督だ。現役時代はミスタータイガースとして君臨した男が、金本知憲監督と意思を通わせながら推し進めたチーム改革。掛布二軍監督から見た1年目、そして2017年シーズンの展望を語ってもらった。

今季も阪神の二軍監督を務める掛布雅之氏── 二軍監督として戦ったシーズンを終え、どんな思いが残りましたか。

「やはり、一軍が4位という結果に終わりましたから、一、二軍を含めた戦力がまだまだ足りなかったというのが素直なところです。もっと鈴木誠也(広島)のようなチームに影響を与える若手が出てこないとチームは変わってこない。広島の戦いを見てそんな思いも強く残りました」

── 春先は高山俊選手や横田慎太郎選手を筆頭に、まさに「超変革」を予感させる若手の台頭がありました。

「シーズンを通して高山、中盤からは北條(史也)もいい形で働きましたが、1年を通じて一軍で力を発揮する難しさを多くの若手は感じたと思います。昨年の経験を次に生かせるかどうか。超変革の答えが出るのは今年だと思います」