世界一の宝石を持つ男・ディクソンがオリックスで成功したわけ (4ページ目)
そんなディクソンに「いちばん満足した試合は?」と聞くと、「昨シーズンはないです」と答え、2014年の初登板で日本ハムの斎藤佑樹と投げ合った札幌ドームでの試合(5-0でオリックスの勝利)を挙げた。
「じつは、初めての完封勝利でした。それまで7回まで0点に抑えた試合はあったのですが、9回は初めてでした。やっと達成できた感があって、すごくうれしかったです。自分自身を褒めてあげました(笑)」
派手な指輪を持っているだけではない。じつは素朴ながらも適応性があり、自分への厳しさも持ち合わせている。それがブランドン・ディクソンという投手なのだ。
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