宮本慎也×ラミレスが語る「日本球界の未来」と「指導者への道」 (2ページ目)
1970年11月5日、大阪府生まれ。PL学園から同志社大学へ進み、卒業後プリンスホテルを経てヤクルトスワローズに入団。ゴールデングラブ賞10回を獲得するなど、守備の名手として活躍し、2012年にはプロ通算2000本安打を達成。また、06年の第1回WBCでは日本代表メンバーとして世界一を成し遂げた。13年に現役引退。現在は評論家として活躍
宮本 それに高校球界では清宮(幸太郎/早稲田実)くんが、すごく注目されている。ただ、現時点で、松井秀喜(元ヤンキース他)や清原和博(元西武他)さんと比べられると、ちょっとかわいそうな気もする。
ラミレス でも、貴重なパワーヒッターですし、楽しみな選手ですよね。
宮本 今年7月の都市対抗で準優勝した社会人の大阪ガスの巡回コーチをしたり、いろいろと声がかかって教えることは多い。ただ、体格のある選手は少ない。身長はあっても体の線が細い。
ラミレス 日本の野球はパ・リーグを中心に選手の体格が大きくなる方向へ変わりつつあります。だからアマチュアの選手も、まず、体格が大きくて速い球を投げられるピッチャーや、遠くへ飛ばせるバッターを育成するのが一番大事なことだと思います。
宮本 僕も体作りについては、早い段階から考えた方がいいと思う。走ったり、バット振って体を作らせるだけでなく、ある程度の年齢までいったら、ウエイトトレーニングをやらせたりしてね。
ラミレス 体が大きくなると自信が湧いてきますから、精神的にも大きいですよね。
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