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岡田彰布氏に聞く「逆転優勝へ、阪神に何が必要か?」 (4ページ目)

  • 田沢健一郎●文 text by Tazawa Kenichiro
  • 小池義弘●写真 photo by Koike Yoshihiro

―― それでは、これまでの話を総括して、これから阪神が首位争いをするための条件を教えてください。

岡田 やっぱり打線。得点力を上げていかないと厳しいと思います。長いペナントレースを戦うには、投手力だけで勝つのは厳しい。そのためにも新戦力の台頭と、マートン、ゴメスの外国人の活躍は不可欠になってきます。打線が活発化すれば、投手陣の負担も減るし、いい流れができてきます。勝負どころはまだ先とはいえ、優勝するにはこれ以上離されたくない。ただ、阪神はもう少し苦しい時期が続くと思います。ケガで戦列を離れた選手が出てしまった一方で、他球団は逆にケガをした選手が戻りつつある。チームとしては、交流戦が終わった時にどうなっているか。借金を返して、貯金を作っていれば、まだまだチャンスはあります。

 阪神浮上のカギはとにかく打線。新戦力の台頭とふたりの外国人選手の爆発が欠かせないと言う岡田氏。新戦力に関していえば、荒木、江越の他に外野手の伊藤隼太(26歳)、内野手の北條史也(20歳)も控える。「虎の逆襲」なるか、これからの阪神の戦いに注目だ。

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