2015.06.05

岡田彰布氏に聞く「逆転優勝へ、阪神に何が必要か?」

  • 田沢健一郎●文 text by Tazawa Kenichiro
  • 小池義弘●写真 photo by Koike Yoshihiro

 Aクラス(3位)にいるものの、27勝28敗と勝率5割を切っている阪神(成績は6月4日現在)。開幕3連勝と絶好のスタートを切ったにもかかわらず、なかなか勢いに乗れず、巨人とDeNAの首位争いから大きく水をあけられている。とはいえ、まだ6月。優勝をあきらめる時期ではない。はたして、阪神が優勝争いに加わるために必要な条件とは何なのか。かつての指揮官である岡田彰布氏に聞いた。

復活が待たれる昨年セ・リーグ首位打者のマートン

―― 現在、阪神はセ・リーグ3位ながら、首位の巨人とは5ゲーム差。2位のDeNAとは4ゲーム差です。今の阪神に最も必要なものは何だと思いますか?

岡田 新戦力です。チームに勢いを与えるフレッシュな選手が出てきてほしいですよね。

―― 先日、プロ初先発で好投したドラフト1位ルーキーの横山雄哉投手(21歳)は期待が持てそうです。

岡田 横山も頑張っているけど、先発投手が試合に出るのは1週間に1回だけ。やっぱり、毎日出場する野手に新しい戦力が出てこないといけない。起爆剤となる選手が必要でしょうね。そうした選手が出てくると、チームも活気づくし、変わってくるはずです。

―― 最近では内野手の荒木郁也選手(27歳)がスタメンで起用され、活躍しました。

岡田 荒木は春のキャンプから良かった。特に打撃は、他の選手と違うものを持っています。打てるボールを打つのは当たり前ですが、打つのが難しいボールをどう打てるかがプロとして大事なことになる。荒木は打つのが難しいボールを打てる選手。当てるのが上手いというか、ミート力のある選手です。