ライバルに聞く。「大谷翔平は難攻不落のエースになったのか?」 (3ページ目)
次に、2戦目で対戦したオリックスの選手たちに聞いてみた。
小谷野栄一
「手足が長いから球持ちが良いように思う。他の投手よりもこっちの体に近いところで投げられている感じですね。ただ、藤川球児みたいにボールにスピンがきいているわけではない。ボールの軌道はイメージできる。それでも中々ボールを前に飛ばさせないのがアイツのすごさだと思うけどね。伸びしろを考えたらとんでもないポテンシャルを持っていると思う」
平野恵一
「大谷の真っすぐはズドンというより、シュッと来る感じ。スライダーとフォークといった変化球が良くなり、より真っすぐが生きるようになりましたね」
T-岡田
「あれだけのストレートを投げる投手は、今の日本では彼しかいないと思います。特に高めゾーンに来るストレートは力がある。ボールが適度に荒れている分、逆に打ちづらいですね。今年は速いフォークがあるから、追い込まれる前にゾーンを絞って対応していかないといけない」
そして4月12日のソフトバンク戦では、7回を被安打2、無失点、奪三振9の快投を演じ、最速160キロをマークした。
内川聖一
「あまり調子が良くないなと思っても、すぐに修正してくる。彼はボールもすごいけど、修正能力が飛び抜けて高いと思います」
松田宣浩
「イニングを重ねるごとに良くなっていく印象があります。それに、去年に比べて緩い球をうまく使うようになりました。緩い球のあとに160キロ近いストレートが来ると、タイミングを取るのが難しい。変化球でストライクを取られると厳しいですね」
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