2015.04.10

楽天・松井裕樹はこのままリリーフでいいのか?

  • 島村誠也●文 text by Shimamura Seiya
  • 小池義弘●写真 photo by Koike Yoshihiro

 楽天の松井裕樹が「これぞクローザー」という投球を見せつけている。4月9日現在、登板はまだ4試合(4イニング)だけだが、2セーブを挙げ、無失点、6奪三振。松井をクローザーとして起用した大久保博元監督の期待に応えている。

 松井は2013年のドラフトで5球団による競合の末、楽天に入団。プロ1年目の昨シーズンは開幕ローテーション入りを果たすも、4月2日の初登板から4試合連続ノックアウト。その後、二軍落ちを経験して、夏場に中継ぎとして一軍に昇格。シーズン終盤には先発に復帰し、近い将来、エースとしての飛躍を期待せずにはいられないピッチングを続けた。

2年目の今季、リリーフに転向した松井裕樹

 松井自身、2年目を迎えるにあたり、こう語っていた。

「先発ピッチャーというのは、1試合を投げきってこそだと思っています。昨シーズン、リリーフを経験して、毎日が本当に大変だと痛感しました。だから、サブさん(福山博之)だったり、西宮(悠介)さんたちの負担を少しでも減らすために、先発としてできるだけ長いイニングを投げていきたいです」

「松井は先発」という固定概念があっただけに、クローザーへの配置転換に首をかしげた人も多かったはずだ。しかし、楽天OBで解説者の山村宏樹氏は「エースになれるだけの力のある投手なので、先発で見てみたい気はします」と語る一方で、クローザーとしての資質を兼ね備えているとも言う。