2014.03.21

西武・浅村栄斗「目標はトリプルスリーとデレク・ジーター」

  • 中島大輔●文 text by Nakajima Daisuke
  • photo by Nikkan sports

 22歳で迎えた昨シーズン、王貞治や松井秀喜らと並ぶ史上最年少の打点王に輝いた浅村栄斗。西武の主軸に定着した浅村はシーズンオフにスケールアップを果たし、5キロ増の身体で新たな1年を迎えようとしている。「すべてでトップクラスになりたい」と意気込む”若獅子”が、見据える野望とは――。

昨シーズン、パ・リーグの打点王を獲得した浅村栄斗。

―― オープン戦の成績を見ると、3月19日の時点で打率.156と苦しんでいます。あくまで調整の時期ですが、ご自身の手応えとしてはどうですか?

「確かに、状態はよくはないですね。でも、徐々によくなってきている感覚はあります。開幕までもう少し時間があるので、もっと身体のキレを上げていきたいですね」

―― 具体的に、足りないと感じている部分は?

「(バットが)振れていない。自分のスイングもできていないし、ポイントも多少ズレています……」

―― 3月19日の広島戦で大瀬良大地投手から打ったタイムリー二塁打は、左中間への力強い当たりでした。

「あのヒットと、アウトになった次の3打席目も内容はよかったです。何より、しっかりピッチャーとの対戦に気持ちが入っていけましたから。打つ、打てないよりも、まずはピッチャーに入っていくことが自分のテーマ。ヒットが出ても、出なくても、それさえできていれば結果はついてくると思います」

―― タイムリー二塁打は2ストライクと追い込まれてからの一打でしたが、コンパクトに打ちにいったのですか?

「いや、いつもと一緒のスイングです。追い込まれても、自分のスイングは変えません。当てにいくのが嫌いなので、とにかくタイミングが合ったら思い切り振る。それが自分のスタイルです」