2013.10.14

大谷翔平のプロ1年目。「二刀流」挑戦は成功だったのか?

  • 石田雄太●文 text by Ishida Yuta

 投手として13試合に登板、3勝0敗、防御率4.23。

 野手として68試合に出場、打率.238、3本塁打、20打点。

 ファイターズの”二刀流”、大谷翔平がプロ1年目に残した数字である。
 
 この数字をどう見るか──。

投打に非凡な才能を見せた大谷翔平

 8月半ばではあるが、ファイターズの編成責任者である吉村浩統括本部長が1年目の大谷について、こんな話をしていたことがある。

「大谷という選手の将来性から考えて、現時点で投手としてもう少し頑張って欲しいという感覚です。まだまだもの足りない。それは、ダルビッシュとの比較です。ダルビッシュの1年目のデータと見比べてみると、大谷は投手としてもうちょっとかなという評価になる。だって、彼はいずれ世界へ行く選手ですから、世界に出て行った選手と比較するのは当然でしょう。ダルビッシュも2年目にギアが入っている。それは20歳までには起こり得ることだと思っていますから、我々も2年目の大谷にはそのくらいの数字を期待しています」

 そこで今年の大谷の数字を、投手として高卒1年目だった2006年のダルビッシュ有と、野手として高卒1年目だった1993年の松井秀喜と、それぞれ比較してみた。

 ダルビッシュは14試合に登板、5勝5敗、防御率3.53。

 松井は57試合に出場、打率.233、11本塁打、27打点。

 こうしてみると、大谷の1年目は決して悪くない数字であることがわかる。