【プロ野球】セの捕手として初の快挙達成なるか。
阿部慎之助の三冠王の可能性を探る
セ・リーグの捕手として初の三冠王に挑む阿部慎之助 ジャイアンツの阿部慎之助の三冠王達成なるかに注目が集まっている。近年の三冠王は2004年に当時ダイエー(現・ソフトバンク)の松中信彦が達成したが、セ・リーグでは1986年のランディ・バース(阪神)を最後に26年間達成されていない。また、捕手での三冠王となると1965年の野村克也(南海)まで遡(さかのぼ)らなければいけない。もし阿部が三冠王を獲得すれば、セ・リーグの捕手としては初の快挙となる。
9月14日現在、阿部の成績は打率3割2分4厘、本塁打23、打点90。打点は2位に20点の差をつけていてほぼ当確だろう。打率はチームメイトの坂本勇人(3割1分5厘)が猛追してきているが、阿部自身も9月に入って3割4分台と好調を維持しており、このまま逃げ切る公算は高い。
だが、問題は本塁打だ。トップのバレンティン(ヤクルト)とは4本差。残り16試合で4本差は少し厳しい気もするが、残り試合の対戦カードや球場を調べると決して希望が持てないわけではない。
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