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【インタビュー】高橋周平(中日)「将来は中軸を任されるような打者になりたい」 (2ページ目)

  • スポルティーバ●文 text by Sportiva
  • 小内慎司●写真 photo by Kouchi Shinji

―― 高校通算71本塁打を記録しましたが、ホームランへのこだわりは?

「僕自身はホームランバッターだとは思っていません。でも、遠くに飛ばそうと思えばボールに強い力を与えないといけません。ホームランを打とうとは思っていないのですが、強くボールを叩くということは、常に意識してやっています」

―― 参考にしているバッターは?

「ジャイアンツファンだったので、松井秀喜選手、高橋由伸選手は好きでした。でも、バッティングを参考にしたというのはないですね。バッティングに関してはすべて8歳上の兄から教えてもらいました。だから兄が高校野球で教えてもらうことを、小学生の時から教えてもらっていました。僕にとってのバッティングの師匠は兄ですね。もちろん、今でもアドバイスをもらいます」

―― バッティングに関して、意識していることは?

「先程も言ったように強くボールを叩くこと。それにインコースの球をいかに体の近くで捌(さば)くかということです。調子のいい時は勝手に体が反応して、いい打球を打てるのですが、調子が悪いと体が開いてしまう。インコースの打ち方をマスターしたいですね」

―― あと1カ月もするとキャンプが始まりますが、今の心境は?

「不安しかないですね。プロの練習についていけるのかということもあるのですが、人間関係とかそっちの方も心配です。高校に進学する時と同じような気持ちですね」

―― 東海大甲府の村中(秀人)監督は、東海大相模時代に森野(将彦)選手の恩師でもあります。それに背番号もかつて森野選手が付けていた31番に決まりました。そういった意味では心強い先輩がいると思うのですが?

「新聞を読んでいたら、森野さんが僕に対して『野球は教えないぞ。自分のことは自分でやれ』みたいなことが書いてある記事があったんです。森野さんも記者の方にサービスで言われたとは思うのですが、『オレ、何か悪いことしたのかな』と不安になりました(笑)」

―― 森野選手に会うのは楽しみ?

「大先輩なので......やっぱり緊張しますね(笑)」

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