検索

【MLB】サイ・ヤング賞への期待も! 今永昇太&山本由伸が示したメジャー2年目の進化 (3ページ目)

  • 中島大輔●文 text by Nakajima Daisuke

 緊張感に包まれた大一番でいつもの力を発揮できたのは、昨年のプレーオフを経験したことが大きかったようだ。

「あの1カ月で経験したことは、すごく自信につながっています。たとえば『こうしたら打たれてしまうな』とか、『こういう気持ちでこうしたら抑えられる』と去年はあまり明確に感じられてなかったのが、去年の10月で何となく感覚になりました。技術的なところで言うと、そういった部分がマウンドに上がる時の自信につながっているかなと感じています」

 開幕投手に送り出したデーブ・ロバーツ監督は試合後、山本に最大の賛辞を送った。

「今年はストレートで自信を持ってストライクゾーンで攻めるのが一番目立っているポイントだと思う。それがシーズンを通してできれば、サイ・ヤング賞を受賞する可能性は大いにある」

【今永が得たフォーシームの手応え】

 一方、4つの四球を与えるなど球数がかさんで先にマウンドを降りた今永だが、想定内だったと明かした。

「いつもは失点を計算しながらマウンドに上がるけど、今日の登板に関しては無失点ということに、かなりフォーカスしていました。球数を使いながら、何とか無失点に抑えられたらいいなと思いながら投げていました」

 今永は2、4回にいずれもふたつの四球でピンチを招いたが、ドジャースの強力打線に対してヒットを1本も許さず、無失点に抑えていく。カウンセル監督も賞賛する内容だった。

「ヒットを許さなかったし、弱い打球が多かった。フォアボールはあったけれど、その走者を返さないピッチングをしてくれた。今日のドジャースは全体的にいいアプローチをしていて、ファウルで粘って球数が多くなった場面もあったけれど、そのなかで昇太のピッチングは非常によかった」

 昨年の今永は四球の少なさでも注目されたが、今季開幕戦では2回に先頭打者から連続四球、4回にもふたつの四球を与えた。どのように切り替えたのか。

3 / 4

キーワード

このページのトップに戻る