ジャッジが語る大谷翔平の進化 ともに3冠王を目指しワールドシリーズでの再会へ (3ページ目)
「まだまだ僕たちの行く手には長い道が続いていると思うけど、ベースボールがクールなのは、これから何が起こるのかがわからないからだ。今後、彼がどれだけ成長し、あと何本の本塁打を放ち、どれだけのタイトルを獲るかは誰にもわからない。その"旅"を目撃することが、このスポーツを見る楽しみのひとつになる。未知数なことがベースボールの美しさなんだ」
ただ......それを理解してなお、大谷、ジャッジが全盛期にいる今だからこそ、最高の舞台での直接対決が見たいと願わずにはいられない。ついに実現しなかった、NBAファイナルでのコービー・ブライアント対レブロン・ジェームズ、ピークをすぎてからようやく成立した、ボクシングのフロイド・メイウェザー対マニー・パッキャオのようにはなってほしくない。
人気、実力を兼ね備えたふたりのスーパースターが、最高のステージで相まみえれば好勝負になるのは間違いない。それが実現することには、ベースボールの範疇を超えるほどの重要な意味があるはずだ。
著者プロフィール
杉浦大介 (すぎうら・だいすけ)
すぎうら・だいすけ 東京都生まれ。高校球児からアマチュアボクサーを経て大学卒業と同時に渡米。ニューヨークでフリーライターになる。現在はNBA、MLB、NFL、ボクシングなどを中心に精力的に取材活動を行なう
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