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大谷翔平がMLB史上初の偉業達成 山本昌は「ケガさえなければ、5、6年は今と変わらないパフォーマンスを見せてくれる」 (3ページ目)

  • 中島大輔●文 text by Nakajima Daisuke
  • photo by Taguchi Yukihito

 ひとつ心配があるとすれば、ケガだけですね。二刀流として前例のないほど激しいプレーを続け、ほとんど休みなく戦い続けているので、それだけ負担はかかっています。もしケガをした場合、「じゃあ、二刀流はどうする?」という話が出てくるかもしれません。でも、こればかりは野球をしている限り、誰にでもあり得る話です。逆に言うと、ケガくらいしか不安がないというのは、あらためてすごいことです。

 投打ともに圧倒的な成績を残しているので、正直「いつパフォーマンスが落ち始めるのか?」を予想するのは本当に難しいです。おそらく、40歳を超えたあたりでしょうか......それでも11年後の話ですからね(笑)。

 パフォーマンスが落ちていくとしても、体力や気力が衰えるということではなく、"伸びしろ"がなくなるという次元の話かもしれません。それほど大谷選手は今も成長を続けていますし、アメリカでプレーしてからの進化も凄まじい。今後もまだまだ伸びていくような気がしますね。

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