【MLB】覚えていますか?あの元助っ人外国人は今 (2ページ目)

  • 福島良一●解説 analysis by Fukushima Yoshikazu  photo by AFLO

 今シーズンのメジャーを見ていると、6人ほどの元助っ人外国人が活躍しています。まず、野手で復帰後に最もブレイクしたのは、元楽天のケーシー・マギーでしょう。2013年に1年契約で楽天に入団したマギーは、球団初の日本一に大きく貢献しました。2014年にマイアミ・マーリンズと契約すると、3番ジャンカルロ・スタントンの援護砲として4番を任され、自身最多となる160試合に出場。リーグ4位の177安打をマークして、見事ナ・リーグのカムバック賞に輝きました。

 そして今年は、昨年世界一に輝いたサンフランシスコ・ジャイアンツに移籍。ボストン・レッドソックスに移籍したパブロ・サンドバルの穴を埋めるべく、レギュラー三塁手として迎えられました。開幕早々、4月11日のサンディエゴ・パドレス戦で左ひざを負傷したものの、すぐに復帰。現在、青木宣親選手とともにワールドシリーズ連覇を目指しています。

 一方、メジャーに復帰して最も実績を残している現役投手は、2008年~2009年に広島でプレーしたコルビー・ルイスでしょう。日本で2年連続して奪三振王に輝いたルイスは、2010年に古巣のテキサス・レンジャーズと契約しました。そしてその年、メジャーで6年ぶりに先発して白星を挙げると、ローテーションの一角に抜擢され、12勝13敗・196奪三振という見事な成績を残したのです。また、ポストシーズンでは4試合の先発で3勝0敗・防御率1.71という圧巻のピッチングを披露。球団初となるア・リーグ優勝の立役者となりました。

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