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【MLB】ブルワーズGMがサソリに刺される緊急事態

  • 三尾圭●協力 text Mio Kiyoshi

アメスポ事件簿57

 メジャー2年目の青木宣親(31歳)が今季第1号ホームランを放ち、メジャー開幕戦を制したナ・リーグ中地区のミルウォーキー・ブルワーズ。最高のスタートダッシュを決めたが、開幕直前、チームは緊急事態に巻き込まれていた。

 その中心人物となったのは、ブルワーズGMのダグ・メルビン(60歳)。キャンプ地のアリゾナ州フェニックスに滞在中、メルビンはアパートの部屋の片隅に一匹の虫を発見。そして何気なく、ティッシュペーパーで虫を退治しようと試みた。しかしその虫はサソリで、咄嗟(とっさ)に手を引いたものの、メルビンは左手の中指を刺されてしまったのである。

 左手の感覚がなくなったメルビンは、急いで病院へ直行。処置が早かったため、解毒剤によって大きな事故には至らなかったが、アリゾナ州には50種類ものサソリが生息し、わずかな隙間でも室内に侵入してくるため、州観光局は広く注意を呼びかけている。

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