【高校野球】「夏には160キロまでいくかも」大阪学院大・林将輝は投げても打っても超一級品 プロスカウトは「今宮健太みたい」 (3ページ目)
投手か、それとも野手か。林本人は「こだわりはとくにないです」と頓着しない。進路については、早くも「高卒プロ一本です」と明言する。
とはいえ、高校進学後の林は大舞台で結果を残しているわけではない。今夏の大阪大会は4回戦の近大附戦で先発するも、5回4失点で降板。辻盛監督は「あんな林は見たことがない」と肩を落とした。チームは0対7の7回コールド負けを喫している。
課題は明白だった。ストレートのシュート回転が強くなり、甘いコースに集まっていたのだ。林は言う。
「自分はスナップが強いので、力むとスナップだけで投げて、シュートしちゃうんです」
この夏は下半身の使い方や体重移動を見直し、スナップに頼らない投球フォームを追求してきた。林は「いい感じできています」と自信を口にする。
【こいつらと甲子園に行きたい】
最上級生になった実感を聞くと、林は「焦りはあります」と答えた。
「あっという間に自分の代がきちゃった感じがします。個人としてもそうですけど、チームとしても『このままじゃまずいな』という危機感がありますね」
プレー中の林を見ていて、1年前とは大きく変わったと感じる一面があった。高校1年時は良くも悪くもマイペースに自分を高めていた林だが、今はチームメイトに積極的に声をかけるようになっている。
「他人に興味が出てきたのですか?」と尋ねると、林は苦笑交じりに答えた。
「興味を持つようにしています」
現在は副キャプテンを務めている。同学年だけで約70人の部員がおり、]選手間の意識や熱量の差を感じることもある。以前は「自分のことに集中しよう」という姿勢だったが、今は「チームのために」と行動することが増えた。
林は意を決したように言う。
「こいつらと甲子園に行きたい思いが強くなっています。みんな仲がいいですし、もう新チームで最後の年なので」
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