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「上智大に最速153キロの投手」スカウトも熱視線を送る正木悠馬の正体 上智大初のNPB選手となるか? (4ページ目)

  • 高木遊●文 text by Takagi Yu

 理想とする将来像は、「安定してMAXに近い球を投げられることが強み。取りたい時に三振が取れる投手になりたい」と言う。

 普段はクールな表情を崩さない正木だが、背番号「21」の由来を聞くと、「ウォーカー・ビューラー(レッドソックス)が好きで。ドジャース時代に21番をつけていたから」と、少年のような笑顔を見せた。

 今の目標は「3部リーグ優勝」。先輩たちが果たせなかった夢を、自分たちの代で実現したいという強い想いがある。「勝てる投手になりたい」と、まずはチームへの貢献を誓う。

 上智大からNPBという道なき道を開拓しようとしているが、決して驕らず、冷静に、そして自らに限界をつくらず、ひたむきに腕を振り続けている。

著者プロフィール

  • 高木 遊

    高木 遊 (たかぎ・ゆう)

    1988年生まれ、東京都出身。大学卒業後にライター活動を開始し、学童・中学・高校・大学・社会人・女子から世代別の侍ジャパン、侍ジャパントップチームまでプロアマ問わず幅広く野球を中心に取材。書籍『東農大オホーツク流プロ野球選手の育て方〜氷点下20℃の北の最果てから16人がNPBへ〜』(樋越勉著・日本文芸社)『レミたんのポジティブ思考"逃げられない"な"楽しめ"ばいい!』(土井レミイ杏利著・日本文芸社)『野球で人生は変えられる〜明秀日立・金沢成奉監督の指導論(金沢成奉著・日本文芸社)では、編集・構成を担当している。

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