夏の甲子園で輝いた好投手を山本昌が解説 「こんなにすばらしいピッチャーがいたのか」と絶賛したのは? (2ページ目)

  • 菊地高弘●文 text by Kikuchi Takahiro

198センチの長身から投げ下ろすストレートとナックルカーブが武器の東海大相模・藤田琉生 photo by Ohtomo Yoshiyuki198センチの長身から投げ下ろすストレートとナックルカーブが武器の東海大相模・藤田琉生 photo by Ohtomo Yoshiyukiこの記事に関連する写真を見る藤田琉生(東海大相模/198cm・96kg/左投左打)

じつは彼のことを中学時代に見る機会があり、今夏の甲子園で「ここまでの投手になったのか」と感慨深くなりました。中学時代はもっと線が細かったのですが、たくましい体つきになって、フォームも安定していました。とくに大きく変化するナックルカーブを覚えたことが大きかったですね。198センチの長身でこれだけのボールが投げられれば、ドラフト上位候補に入るのだろうなと感じます。春から夏にかけて球速が上がってきたそうですが、今後は球のキレとコントロールを追求してもらいたいですね。質と精度が向上すれば、ストライクゾーンの狭くなるプロでも活躍できるはずです。

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