独立リーグで研鑽を積むふたりの強肩捕手 町田隼乙&大友宗が語るNPBへの思い (4ページ目)

  • 菊地高弘●文 text by Kikuchi Takahiro

「『どっちのほうが面白いかな?』って考えたんです。日通にいればもう少し野球はできたと思うんですけど、独立リーグで本気で勝負する1年間を送るほうが面白いなと思ったんです」

 たとえ無鉄砲と笑われようと、大友は自分の可能性を信じて一歩を踏み出した。

 2024年のドラフト会議が開かれるのは10月24日。捕手として高い資質を秘めた彼らが、新たな扉を開く可能性は十分にある。

プロフィール

  • 菊地高弘

    菊地高弘 (きくち・たかひろ)

    1982年生まれ。野球専門誌『野球小僧』『野球太郎』の編集者を経て、2015年に独立。プレーヤーの目線に立った切り口に定評があり、「菊地選手」名義で上梓した『野球部あるある』(集英社/全3巻)はシリーズ累計13万部のヒット作になった。その他の著書に『オレたちは「ガイジン部隊」なんかじゃない! 野球留学生ものがたり』(インプレス)『巨人ファンはどこへ行ったのか?』(イースト・プレス)『下剋上球児 三重県立白山高校、甲子園までのミラクル』(カンゼン)など多数。

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