山本昌がセンバツで力投した12投手を解説 中日で一緒にプレーした投手の息子の評価は? (3ページ目)
1年春から広陵の背番号1を背負う髙尾響 photo by Ohtomo Yoshiyukiこの記事に関連する写真を見る髙尾響(広陵/172センチ・73キロ/右投右打)
さすが1年春から名門・広陵で背番号1を背負う投手だと感じます。決して体は大きくありませんが、投手としてのすばらしいセンスを感じます。テイクバックが小さく、打者にとっては出どころの見えづらい腕の振り。軸足でしっかりと立ち、スーッとホーム方向へ真っすぐに向かう体重移動。ラインをしっかりと出せているので、コントロールがいいし、ボールにはスピードも勢いもあります。このまま体に力をつけていけば、プロでも十二分にやれるはずです。課題を挙げさせてもらうなら、体重移動の距離。ホーム方向へ左肩が寄っていくようなフォームになれば、ボールが引っかかることなく質がさらに高まるはずです。
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