2024センバツ有力校はこの6校 3つのデータから導き出した投打のバランスナンバーワンは? (4ページ目)
投手陣もK/BB19位と制球力に不安が残るが、平嶋桂知、南陽人、中野大虎、森陽樹ら140キロ台中盤以上を投げる投手がズラリ。注目は2年生の森。189センチ、83キロと体はできていないが、すでに最速151キロを記録。投手陣のなかではもっとも制球力があるだけに、どれだけのイニングを投げられるか。
選手では1年夏から甲子園のマウンドを踏む八戸学院光星の左腕・洗平比呂、豊川のロシア出身のスラッガー、モイセエフ・ニキータに注目。
秋から春、年度の途中でバットが変更された異例の年。勝ち上がった秋と同様の戦い方を貫くのか。はたまた、違う野球に変えるのか。各監督の考え方や采配も見ものになるセンバツ。甲子園球場100周年にふさわしい熱戦を期待したい。
著者プロフィール
田尻賢誉 (たじり・まさたか)
1975年、神戸市生まれ。学習院大卒業後、ラジオ局勤務を経てスポーツジャーナリストに。高校野球の徹底した現場取材に定評がある。『明徳義塾・馬淵史郎のセオリー』『弱者でも勝てる高校野球問題集173』(ベースボール・マガジン社刊)ほか著書多数。講演活動を行なっているほか、音声プラットフォームVoicy(田尻賢誉「タジケンの高校野球弱者が勝つJK」/ Voicy - 音声プラットフォーム)でも毎日配信している。
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