【センバツ雑学】甲子園開幕戦に愛された男たち 東北高・佐藤洋監督が「選手・監督の両方で開幕戦を経験」する10人目に (2ページ目)

  • 戸田道男●文 text by Toda Michio
  • photo by Ohtomo Yoshiyuki

 ほかに鹿児島実(鹿児島)・宮下正一監督も実現しており、今回の佐藤監督で10例目だが、選手時代に2度開幕戦を経験して、さらに監督でもというのは、日大三(東京)・萩原宏久監督以来2人目。よほど開幕戦に縁がある佐藤監督。関東大会覇者の山梨学院(山梨)と戦う「43年ぶり3度目」の開幕戦で、どんな結果を出すのか。

〈選手、監督の両方で甲子園の開幕戦出場〉

萩原宏久(日大三)
(選手)1962春 ○7−1平安 6番サード 4打数1安打
    1962夏 ○2−0徳島商 6番サード 3打数1安打
(監督)1970春 ○2−0八代東

松岡英孝
(選手)高知・城東 1955夏 ○3−0静岡 9番レフト 4打数1安打
(監督)北陽 1973春 ●0−2作新学院

池田政雄(松商学園)
(選手)1950夏 ●3−5済々黌 7番ファースト 2打数1安打
(監督)1977夏 ●0−7福井商/1978夏 ●0−6天理

寺下昌利
(選手)御所実 1958春 ○2−0函館工 6番キャッチャー 3打数0安打
(監督)智弁学園 1981夏 ●1−6岐阜南/1982夏 ●2−3法政二

土屋剛史(東海大三)
(選手)1980春 ○5−4倉吉北 6番セカンド 4打数1安打
(監督)1999春 ●3−5浜田

東哲平(敦賀気比)
(選手)1997夏 ○1−0堀越 試合出場なし
(監督)2013春 ○11−2沖縄尚学

宮下正一(鹿児島実)
(選手)1990春 ○5−4秋田経法大付 1番セカンド 5打数1安打1打点
(監督)2015夏 ○18−4北海

林和成(星稜)
(選手)1992春 ○9−3宮古 2番ショート 4打数2安打
(監督)2018夏 ○9−4藤蔭

柄目直人(国学院栃木)
(選手)2000春 ○10−6育英 1番センター 3打数2安打1打点
(監督)2022夏 ○10−3日大三島

佐藤洋(東北)
(選手)1979春 ●1−6下関商 7番サード 3打数0安打
    1980夏 ○4−0瓊浦 2番サード 4打数0安打
(監督)2023春 ※?−?山梨学院

『離島熱球スタジアム』 鹿児島県立大島高校の奇跡

 【タイトル】『離島熱球スタジアム』 鹿児島県立大島高校の奇跡
【著者名】菊地高弘
【発売日】2023年3月3日
【本体定価】1760円(税込)

購入はこちらから>>

プロフィール

  • 戸田道男

    戸田道男 (とだ・みちお)

    1961年岩手県一関市生まれ。明治大学卒業後、東京スポーツ新聞社で4年間野球担当記者を務めたのち、ベースボール・マガジン社入社。週刊ベースボール、ベースボール・クリニックほか野球関係の雑誌、ムックの編集に携わる。2011年に同社を退職し、同年から2021年まで廣済堂出版発行の「ホームラン」編集を担当。現在はフリーランスの立場で野球関連の編集者&ライターとして活動中。

2 / 2

関連記事

キーワード

このページのトップに戻る