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栃木では作新学院に今年も多くの好選手。
中日の快速右腕の弟も強打で注目 (2ページ目)

  • 安倍昌彦●文 text by Abe Masahiko
  • photo by Ohtomo Yoshiyuki

 昨年秋、県大会を勝ち上がり関東大会に進んだ青藍泰斗と文星芸大付の2校も負けていない。

 青藍泰斗は変化球の出し入れが巧みな左腕・大金裕人と、センターも兼任する速球派の佐々木康が"投の二本柱"としてチームを牽引。

 2017年のドラフト2位で中日に進んだ石川翔を兄に持つ石川慧亮(けいすけ)は、173センチと兄よりもひと回り小柄だが、スイングスピードと長打力は高校生の域をほるかに超え、ドラフト候補に名を連ねる。

 文星芸大付は、バットコントロール抜群の2年生の左打者・佐藤真也と、パンチ力が光る右打者の角田祥太郎のふたりの好打者に注目だ。

 白鴎大足利は、多彩な変化球で打者を翻弄する右腕・中山朝晴と、長打力のあるバッティングが魅力の高橋樹がチームを引っ張る。

 ほかには、昨年夏に1年生でリードオフマンに抜擢され、ハツラツとしたプレーを見せた宇都宮短大付の福田航、進学校・宇都宮の183センチの左打ちの強打者・中山太陽からも目が離せない。また、昨年秋の県大会で大器の片鱗を見せた宇都宮工の左腕・功刀聖人(くぬぎ・きよと)の成長ぶりにも期待している。

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