2020.07.10

茨城に将来性豊かな大型投手続々。
ナンバースクールの古豪にも好素材

  • 安倍昌彦●文 text by Abe Masahiko
  • photo by Ohtomo Yoshiyuki

スポルティーバ厳選! 
高校野球 47都道府県の注目選手
茨城編

 新型コロナウイルスの影響により毎年夏に甲子園で開催される「全国高等学校野球選手権大会」が中止となり、その代わりに、各都道府県は独自の代替大会を開催する。茨城は7月11日に「2020年夏季茨城県高等学校野球大会」が開幕。大会での活躍が期待される好選手たちを紹介していきたい。

昨夏の甲子園で鈴木寛人(広島)の2番手として登板した霞ケ浦・山本雄大 霞ケ浦は「エースで4番」の左腕・山本雄大が、名実ともにチームの大黒柱だ。昨年夏もチームの中心選手としてキラリと光る活躍を見せていたが、最終学年となり投打ともにパワーアップ。140キロ近いストレートを両コーナーに突けて、スライダーとチェンジアップは"勝負球"の域に達するほどのキレがある。

 その山本を援護する打線には、昨夏1年生で3番を打った飯塚恒介が山本以上のバッティングセンスと技術を見せ、やはり2年生の宮崎莉汰(れいた)もスラッガーの素質を秘めた成長株だ。

 常総学院は菊地竜雅(りゅうが)、一条力真(りきま)というドラフト候補の本格派右腕を擁する。菊地は182センチ、89キロという均整のとれた体躯から、昨年夏にすでに150キロをマークしたパワー型のピッチャーで、ストレートの威力は全国でも屈指の存在だ。

 一条は1年前とは比べものにならないほど、立派な身体になった。しかも、189センチ、85キロのサイズにもかかわらず、ピッチングにぎこちなさがない。手足が長く、ボディバランスも抜群で、まだまだ伸びる要素を秘めている。闘争心も旺盛で、打者に向かっていける強気のピッチングも魅力。