2020.07.03

夏の甲子園地方予選の「代替大会」
愛知は全国クラスの左腕が大集結!

  • 安部昌彦●文 text by Abe Masahiko
  • photo by Ohtomo Yoshiyuki

スポルティーバ厳選! 
高校野球 47都道府県の注目選手
愛知編

 新型コロナウイルスの影響により毎年夏に甲子園で開催される「全国高等学校野球選手権大会」が中止となり、その替わりに、各都道県は独自の代替大会を行なうとしている。愛知は県独自の代替大会「夏季愛知県高等学校野球大会」が7月4日よりスタート。白熱の試合が期待される中、注目選手を紹介する。

164センチと小柄ながら、力強い投球が光る中京大中京の松島元希 大本命となるのは、昨年秋の愛知大会、東海大会、そして明治神宮大会のすべてを制した中京大中京。選手個々の能力、経験値は県内どころか、全国のなかでも頭ひとつ抜けている。

 エース右腕の高橋宏斗はコンスタントに145キロをマークし、カットボール、スプリットも秀逸。高校生レベルで高橋を攻略するのは困難だ。

 だが、中京大中京は高橋だけじゃない。他校なら”絶対的エース”になっていてもおかしくない松島元希は、アベレージで140キロ前後を出す本格左腕。全国的に見てもこれだけのボールを投げる左投手は少なく、それだけで希少価値がある。カーブ、チェンジアップを駆使した緩急を生かしたピッチングを得意とし、これからの成長が楽しみな選手だ。

 高橋、松島とバッテリーを組む捕手の印出太一(いんで・たいち)は、ふたりの剛球を受け止めながら高い盗塁阻止率でバックアップ。またショートの中山礼都(らいと)、センターの西村友哉も強打・攻守のプレーヤーで、センターラインの充実ぶりは対抗を圧倒する。