山本昌がセンバツ投手11人を鑑定。
「プロでもやれる」と驚くのは? (2ページ目)
センバツ決勝の智弁和歌山戦で先発完投し、優勝投手となった大阪桐蔭・根尾昂根尾昂(ねお・あきら/大阪桐蔭/177cm・78kg/右投左打)
投手としても野手としても注目されている選手ですが、いずれもドラフト上位指名を受けるだけの可能性を持った逸材です。まさにセンス抜群の選手ですね。投手として際立つのはバランスの良さ。落ちるボールもありますし、高校生としては比較的早い段階でプロの一軍で投げるイメージが湧いてきます。課題は体重移動の際に左肩が上がって、上下にあおる動きが入ること。時折ボールが抜けたり、リリースがブレるのはこのためです。ただ、それも体の力がついてくれば解消されていくでしょう。大谷翔平選手に続く、プロでも投打二刀流の可能性を感じさせる楽しみな選手ですね。
2 / 11