山﨑武司が「センバツ11人の強打者」を診断。
プロ級の逸材はいるか? (2ページ目)
準決勝の報徳学園戦で甲子園初本塁打を放った安田尚憲安田尚憲(履正社/188cm・95kg/右投左打/三塁手)
非常にバランスのいいスラッガータイプだと思います。センバツでも1回戦の日大三戦で3三振した後にレフトオーバーの素晴らしい二塁打を打っていましたね。ただ、安田くんはノーステップぎみのフォームですが、体を全身フルに使えずにスイングするシーンが目立ちます。ステップで前足が先に出た時は、上半身の力で振りにいく傾向があります。それだと上半身と下半身がバラバラになってしまうので、もったいないですね。現状ではタイミングが合えば打てますが、ズレると対応できないはず。上半身と下半身のバランスを保てるように取り組んでもらいたいです。
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