【自転車】TeamUKYO新体制発表。新たに加わった豪華な面々

  • 西村章●構成・文 text by Nishimura Akira  photo by Sportiva

遥かなるツール・ド・フランス ~片山右京とTeamUKYOの挑戦~
【連載・第48回】

 自転車ロードレースチームを立ち上げて4年目となるTeamUKYOが、2015年シーズン体制を発表した。発表会で配られた新体制のリストを見て、目に留まったのは「アドバイザー」「名誉監督」というポジションだ。自転車ロードレース界を知り尽くしたふたりの人物が、新たにTeamUKYOに加わった。

(前回コラムはこちら)

2015年シーズンを戦うTeamUKYOの自転車ロードレースチーム2015年シーズンを戦うTeamUKYOの自転車ロードレースチーム 3月7日、東京・お台場にある展示ショールーム「メガウェブ」で、TeamUKYOの2015年体制発表会が行なわれた。TeamUKYOは、自転車のコンチネンタルロードレースチームや昨年シーズンチャンピオンを獲得したSuperGTチームだけではなく、国内四輪ラリー競技への参戦、プロサーファーのサポート、そして障害者支援や挑戦することの大切さを子どもたちに伝えていく目的の片山右京チャレンジスクールなど、幅広い活動を行なっている。

 これら各ジャンルの選手やスタッフが片山右京とともに登壇し、取材に訪れたメディアや会場を囲む大勢のファンの前で、今シーズンに賭ける抱負を語った。

 自転車ロードレースチームは、エースの土井雪広をはじめとする選手たちが、今シーズンに着用するジャージを着てステージに上がった。

 日本人選手はすでに当コラムでも報告しているとおり、今年で在籍3年目となるキャプテンの土井と、シマノレーシングチームから移籍してきた畑中勇介、そして、昨年から継続参戦となる窪木一茂、平井栄一、住吉宏太、山本隼、湊諒、という顔ぶれだ。

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プロフィール

  • 片山右京

    片山右京 (かたやま・うきょう)

    1963年5月29日生まれ、神奈川県相模原市出身。1983年にFJ1600シリーズでレースデビューを果たし、1985年には全日本F3にステップアップ。1991年に全日本F3000シリーズチャンピオンとなる。その実績が認められて1992年、ラルースチームから日本人3人目のF1レギュラードライバーとして参戦。1993年にはティレルに移籍し、1994年の開幕戦ブラジルGPで5位に入賞して初ポイントを獲得。F1では1997年まで活動し、その後、ル・マン24時間耐久レースなどに参戦。一方、登山は幼いころから勤しんでおり、F1引退後はライフワークとして活動。キリマンジャロなど世界の名だたる山を登頂している。自転車はロードレースの選手として参加し始め、現在は自身の運営する「TeamUKYO」でチーム監督を務めている。

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