【新車のツボ148】三菱エクリプスクロス。伝統の味はこれで最後か!? (4ページ目)

  • 佐野弘宗●取材・文・写真 text & photo by Sano Hiromune

 開発陣によると、エクリプスクロスの走りは「アクセルを踏んで加速しながらコーナーを脱出するときの、この絶妙な車体姿勢が三菱!」みたいなテーマを追求しながら開発されたのだという。

 冒頭に書いたように、ルノー日産アライアンスの資本下に入った三菱は今後、同アライアンスの技術資産を存分に活用して新車を開発していくと思われる。それはつまり、今後は土台からまったく新しい三菱車がバンバン出てくる......という明るいニュースではある。しかし、いっぽうで、こうして三菱伝統の味わいが炸裂しているエクリプスクロスに乗ると、思わず鼻の奥がツーンとしてしまうのも事実である。

 【スペック】
三菱エクリプスクロスGプラスパッケージ(4WD)
全長×全幅×全高:4405×1805×1685mm
ホイールベース:2670mm
車両重量:1550kg
エンジン:直列4気筒DOHCターボ・1498cc
最高出力:150ps/5500rpm
最大トルク:240Nm/2000-3500rpm
変速機:CVT
JC08モード燃費:14.0km/L
乗車定員:5名
車両本体価格:309万5280円

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