7人兄弟の3番目。代表FW浅野拓磨選手の家族への思い、Ｗ杯への思い (4ページ目)

　最終的な決め手は、「３年間はご両親に負担をかけるかもしれないけど、プロになって恩返しすればいいんじゃないか」という先生の言葉。四中工への入学を決意したとき、漠然と「プロになりたい」と抱いていた願望が、「絶対にプロになる。オリンピックに出て、Ａ代表に入って、海外のクラブに行く」という具体的な目標に変わったそうです。

　その言葉どおり、すべての目標を実現してきている浅野選手は、十分にご両親やご家族に恩返しをしていると思うのですが、浅野選手本人は「まだまだ、全然です」と言います。

「高校時代はもちろん、プロになってからもしばらくは両親が仕送りを毎月してくれて自分を支えてくれました。今は母の日や父の日にプレゼントを送ってはいますけど、それでは足りないです。やっぱり、自分ができる一番の親孝行は、活躍している姿を見せることですね」

photo by Yamamoto Raita　家族への強い思いを胸に、欧州リーグで、そして日本代表での活躍を目指す浅野選手。各国の代表クラスの選手たちとのポジション争いは厳しいと思いますが、スタメンで活躍する姿が見たいですし、９月１日から始まる『ロシア ワールドカップ アジア地区最終予選』でもゴールに期待したいですね！
■ロシア ワールドカップ アジア地区最終予選が開幕。
日本　×　ＵＡＥ
９月１日（木）よる７時～　一部地域を除く
テレビ朝日系列にて地上波独占生中継！
詳しくはこちら>>　https://worldcup2018.tv-asahi.co.jp/