競泳女子のエース・渡部香生子選手を成長させたコーチの言葉

photo by Yamamoto Raitaphoto by Yamamoto Raita 熱い戦いが続いている世界水泳ロシア・カザン2015。井村雅代コーチが復帰したシンクロナイズドスイミングでは、デュエット(乾友紀子、三井梨紗子組)とチームのテクニカル・ルーティンでともに銅メダルを獲得し、4大会ぶりの表彰台。日本選手の活躍に注目が集まっています! そして、8月2日(日)からは競泳がスタートします!

 前回の記事の乾友紀子選手と井村コーチと同様、競泳でも、私が注目している選手とコーチがいます。

 それは、女子のエースに成長した18歳の渡部香生子選手と、竹村吉昭コーチ。渡部選手は、今回の世界水泳では、100m、200mの平泳ぎと、200m個人メドレーに出場します。

 渡部選手は、もともと個人メドレーと背泳ぎが専門でしたが、中1の秋に肩を痛め、その時に、肩への負担が少ないという理由で平泳ぎを始めたといいます。すると、中2の秋に200m平泳ぎで中学新を出して才能が開花。翌2011年5月のジャパンオープンでは50m、100m、200m平泳ぎの3種目で中学新を出して優勝し、世界で戦える才能の片鱗を見せたのです。

 渡部選手は、その年の世界水泳上海の出場こそ逃したものの、翌2012年のロンドン五輪では日本競泳陣最年少の15歳で200m平泳ぎに出場。着実に力をつけていきました。

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