「残念な結果」「自分は力不足」古性優作が高松宮記念杯競輪を制覇も、反省や危機感を口にした理由とは (2ページ目)
狙いはワンツーフィニッシュ
晴天となった決勝だが、唯一の懸念点が風。決勝前に走った選手たちの口からは「ホーム(ストレッチ)で向かい風が強かった」「ときどき突風が吹いたりする」と語るなど、風も勝敗を分けるポイントのひとつになっていた。
戦前、優勝候補筆頭に挙げられていたのが、古性。同じ近畿勢の寺崎浩平(福井・117期)と連係すると事前に宣言しており、そのふたりに、南関東勢の郡司浩平(神奈川・99期)と簗田一輝(静岡・107期)、中国・四国勢の犬伏湧也(徳島・119期)と河端朋之(岡山・95期)がどう挑み、単騎での戦いとなる山田庸平(佐賀・94期)、眞杉匠(栃木・113期)、新山響平(青森・107期)が、その隙をいかに突くのかに注目が集まっていた。
序盤は南関勢(郡司・簗田)、近畿勢(寺崎・古性)の順で並び、その後ろに山田、中四国勢(犬伏・河端)、眞杉、新山がつく展開。そして残り2周半となったところで中四国勢がするすると前進し、先頭誘導選手が退避すると、一気に南関勢の前に出る。犬伏は「寺崎君が(抜くのを)しぶるくらいの勢いでいければ」と駆けたが、すかさず近畿勢ふたりが猛然とスピードアップしてあっさりと抜き去った。
この攻防を真後ろから見ていた郡司は、「犬伏君がもっとペースを上げないといけなかった」と近畿勢ふたりに交わされたこの瞬間を悔やんだ。
そこからは完全に近畿勢ふたりの独壇場。先頭を走る寺崎の後ろにピタリとついていた古性は、「(寺崎は)強風のなかでもとんでもないレースをしてくれた」と称賛するほどスピーディーな走りを見せる。そして最終のバックストレッチに入り、後方から次々と近畿勢ふたりを抜きにかかってきたが、ここで立ちはだかったのが古性だった。
「僕は寺崎君に期待しているし、寺崎君も僕に期待している。だから誰がどこから来ても思い切り止めようと思っていた」
序盤は郡司(白・1番車)、簗田(緑・6番車)、寺崎(紫・9番車)、古性(黒・2番車)の順で進む photo by Photoraidこの記事に関連する写真を見る
寺崎、古性の順で残り1周を迎える photo by Photoraidこの記事に関連する写真を見る
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