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競輪・卒業記念レースで輝いた女子3名 小学校の先生、ヨガインストラクターからの転身、全ゴールデンキャップ獲得の候補生も (2ページ目)

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小学校教諭から転身。ふたつの養成所記録樹立    
川上いちご(かわかみ・いちご)

 小学校の教諭から転身してガールズケイリンの選手を目指した川上。自転車競技未経験ながら養成所では400mと500mで養成所記録を樹立するなど、衝撃的な結果を出し続けた。さらに卒業記念レースも制し、第130回生を代表する候補生となった。

 川上がガールズケイリンの選手を志したのは、教員を始めて3年目のこと。それまで2・4・5年の担任を経験し、多忙な毎日を送っていたが、そんなある日、ガールズケイリンの選手とYouTuberがコラボする動画を目にした。「こんな職業があるんだ」とその存在を知ると、通っていたジムにも広告が掲出されており、そこでガールズケイリンに興味を抱くようになった。

「小学校の教員は何歳になってもできるけど、人生は一度きり。ガールズケイリンは体力のある今しかチャレンジできない」

 川上は早速行動に移った。サイクリングショップに行き、「『ガールズケイリンの選手になりたいんですけど』と言って回った」。さらに「競輪場のお客様相談センターみたいなところ」にも足を運び、選手になる方法を探した。

 すると「それほど苦労することもなくポンポンポンと進んだ」と、幸いにも浦部郁里(千葉・102期)と出会うことができ、彼女に師匠になってもらいつつ、受験までさまざまなサポートを受けることができた。

 川上は大学まで本格的に陸上競技の短距離種目に打ち込んでいたこともあり、もともと高い身体能力を有していた。それがすぐに競輪に転用され、最初の記録会でいきなりゴールデンキャップを獲得。瞬く間にその才能を開花させた。また養成所での訓練にも満足感を抱いていた。

「養成所は恵まれた環境で、自転車に向き合う時間しかなくて、あまり苦労したとかはなかったです。練習はもちろんきつかったですが、強くなるための練習なので、そこも納得していました」

 将来はGⅠ優勝を目標に掲げつつも、「先生を辞めた時に先生も子供たちもみんなが応援してくれたので、自分が有名になって私の背中を追ってほしいし、自分もがんばらないといけない」と思いを語った。そして競輪デビューに向けて「追走技術も脚力もまだまだなので自信をつけるためにもたくさん練習したい」とこれからも努力を重ねる覚悟だ。

「いちご」の名前は4月生まれから連想して命名されたそうだ。でも今はガールズケイリンとの出会いも「一期一会(いちごいちえ)だった」と本人は微笑む。

 人生は一度きり。そして今という瞬間は二度と巡ってこない。そんな思いをもって川上いちごはガールズケイリンに全力を注ぐ。

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