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ユニクロがスウェーデンのオリパラ代表団にウェア提供「嘘のような本当の話」から始まった契約と信頼関係を築いた現在地 (4ページ目)

  • text by Sportiva

個性はそれぞれが作るもの

 勝田氏はこれら豊富なアイテムを着用するスウェーデンの選手たちが輝く姿を想像しつつ、ユニクロの思いについても言及した。

「個性は人それぞれが作るべきものであって、我々はひとり一人が個性を作っていくことがすごく楽しみなんです。その部品として1点1点完成された洋服、それをコンポーネントウェアとして着ることで、個性を作っていくという考え方があります。

 だから我々のすべての服に言えることですが、"ウェアはこうあるべき"みたいなデザインをして、その人の個性をつぶすことは絶対にしません。我々はウェアをデザインするなかで、どのようにして選手の個性を素敵にそして強く、優雅に引き出せるか、そこをこだわりました」

 10月3日(金)より、このスウェーデンとの取り組みが商品化して登場した。大会出場内定選手を含む計19選手で構成された「ユニクロスウェーデン」と共同開発した2025年秋冬の特別コレクション「ユニクロ×スウェーデンアスリートコレクション」には、パフテックとストレッチフリースのコンビネーションジャケットや、今シーズンのユニクロアウターで最も透湿性、耐⽔圧に優れた素材を⽤いたパーカなど、卓越した機能性と洗練されたスタイルを融合し、肌寒い季節も快適に過ごせるアイテムがそろっている。

 冬季オリンピック・パラリンピックの盛り上がりと共にこちらも多くの注目を集める商品となるだろう。
「ユニクロ×スウェーデンアスリートコレクション」「ユニクロ×スウェーデンアスリートコレクション」 スウェーデンは北京オリンピックで過去最高のメダル数を獲得したが、勝田氏はミラノ・コルティナ大会でさらなる飛躍を望んでいる。

「今回の大会でも前回を上回るメダル獲得を期待しています。我々が提供したウェアによって、彼らが最高のパフォーマンスを発揮する役に立てばいいなと思っています」

 ユニクロのウェアを着たスウェーデンの選手たちが、表彰台で優雅にそして個性的に輝く姿がきっと数多く見られることだろう。


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