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ユニクロがスウェーデンのオリパラ代表団にウェア提供「嘘のような本当の話」から始まった契約と信頼関係を築いた現在地

  • text by Sportiva

ユニクロがスウェーデン代表選手団のウェアを提供 ©スウェーデンオリンピック委員会ユニクロがスウェーデン代表選手団のウェアを提供 ©スウェーデンオリンピック委員会

ユニクロとスポーツの関り

 ユニクロが、2026年2~3月に開催されるミラノ・コルティナ冬季オリンピック・パラリンピックに出場するスウェーデン代表選手団の大会公式ウェアを提供することを発表した。ユニクロが同代表団の公式ウェアを提供するのは、2019年1月のパートナーシップ締結以来、4大会連続となる。

 またユニクロは昨年、全日本実業団対抗女子駅伝予選会(プリンセス駅伝)を制した女子陸上競技部を持つほか、JFAユニクロサッカーキッズ、スウェーデンにおけるユニクロドリームプロジェクト、ワールド・モーグル・キャンプ by ユニクロなどの活動、そして世界的な名プレーヤーのロジャー・フェデラー(テニス/引退)、平野歩夢(スノーボード)、アダム・スコット(ゴルフ)らをグローバルブランドアンバサダーとして迎えてさまざまな発信をするなど、スポーツへの支援や協賛にも力を入れてきた。

 ユニクロはどのような理念のもとでスポーツに関わっているのだろうか。ユニクロの商品担当役員、勝田幸弘氏に話を聞いた。

「ユニクロは、よりよい服を作り、よりよいブランドとして世界でひとりでも多くのファンの方々に支援をいただいて、その結果として世界で一番になれたらいいなという思いでやっています。この考え方はスポーツでも同じです。

 現在関係のあるスポーツに関しては、今の成績がどうであれ、よりよい人間性を持ち、ひとりでも多くのファンがそのアスリートやチームをサポート、共感してくれていることが大切で、結果的にそのアスリートやチームが世界一になればいいなと思っています。同じような考え方を持ち、ユニクロと目指す方向が同じアスリートやチームに協賛をしています」
商品担当役員の勝田幸弘氏 photo by Takahashi Manabu商品担当役員の勝田幸弘氏 photo by Takahashi Manabu シンプルで、上質で、長く使える性能を持ち、あらゆる人の暮らしを豊かにできる服を目指すユニクロ。高いハードルに挑み続けるそのスピリットと、アスリートやチームが目指す目標や姿勢が合致すること。それがユニクロが考えるスポーツ協賛の理念の根幹があるようだ。

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