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世界陸上前夜祭イベント「RUNS:INTO KK」を9月12日に開催 普段では走れないKK線を約2,000人が疾走 (2ページ目)

  • text by Sportiva

今回出走するオフィシャルサポーターの(左から)三津家貴也氏、志村美希氏、陣在ほのか氏、藤村美杏氏、よしき氏今回出走するオフィシャルサポーターの(左から)三津家貴也氏、志村美希氏、陣在ほのか氏、藤村美杏氏、よしき氏

東京都の3つの狙い

 前夜祭イベントは、世界陸上を盛り上げるための開催となるが、世界のトップアスリートが出場する本大会は、国内外の目が集中する一大イベントだ。そんななかで同部署の中山正晃氏は「東京都として発信していきたいことが大きく3つある」と語る。

 1つ目が子供たちの参画だ。その思いの発端は、ほぼ無観客で実施せざるをえなかった、2021年の東京2020オリンピック・パラリンピックにあった。

「(東京大会を)子供たちにも観戦してほしかったのですが、不完全な形でしかやれませんでした。それが心残りとしてありましたので、今回の世界陸上では、トップアスリートの力強さや躍動感を見て、スポーツをするきっかけを掴んでもらったり、夢や希望を育んでほしいなという思いがあります」

 その一環として、引率者を含め4万人の子供たちを大会に無料招待したり、大会期間中の9月16日(火)~19日(金)9~15時に3,000人の子供たちが国立競技場のトラックを駆け抜ける『世界陸上リアル教室』などを開催することになっている。

 2つ目の狙いが、世界陸上をつうじて社会課題を解決する一助となることだ。具体的には、空港に供給が開始される持続可能な航空燃料SAFの原料となる使用済み食用油を、家庭などから回収する『家庭の油 回収キャンペーン』を実施している。

 大会のアスリートアンバサダー北口榛花や、大会マスコット『りくワン』を起用し、『家庭の油で飛行機を飛ばそう』というキャッチフレーズのステッカーやのぼりを制作して各所に掲出。世界陸上開催期間には、国立競技場と明治公園内の3つのブースで使用済み食用油の回収を行なうことになっている。

 3つ目の狙いが東京都の魅力の発信だ。

「東京都として江戸文化の魅力の発信を行なっています。例えば世界陸上でのマラソンコースの沿道に、東海道五十三次をデザインしたフラッグを立てる予定になっています。10億人の視聴者がいると言われている大会ですので、国際放送をつうじて東京を少しでも取り上げていただけるようにさまざまな仕掛けをしています」

 世界的なスポーツイベントである世界陸上。その本大会や前夜祭イベントに注目することで、陸上やスポーツの魅力はもちろん、東京の魅力にもより触れられるのではないだろうか。

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