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南野拓実が感謝する親からのサポート オウンゴールが与えてくれた教訓と父からの言葉 (4ページ目)

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サッカーは仲間と気持ちを共有できる

――南野選手は海外でも活躍され、世界的な大会でも大きな活躍をみせてきました。そんななかで、サッカーを通して、どんなことを学べると考えていますか。

 それは本当にたくさんあります。サッカーはチームスポーツですので、仲間を思いやる気持ちを養えますし、勝っても負けても、その思いをみんなで分かち合うことはすばらしいことだと思います。サッカーでは誰かひとりのせいで負けるということはありません。僕はそんな言葉をかけて仲間を励ましたこともありますし、励まされたこともありました。

 実際、一昨年の国際大会で僕はPKを外してしまって、自分のせいで負けたと感じていましたが、チームメイトみんなが「チームみんなの負けなんだから、責任を感じる必要はない」と言ってくれたこともすごく覚えています。勝てばみんなで喜びを分かち合えますし、自分ひとりで喜ぶよりも、何倍も大きな喜びになります。サッカーをやることで、友達以上の感覚、ファミリーみたいな感覚を経験できることは本当にすばらしいことだと思っています。

 それは海外でプレーしている今でも感じています。国に関係なく、子供たちもボールひとつで友達を作れると思います。そんな仲間たちと、勝った時、負けた時に、その思いを共有することで責任感も生まれ、大きく成長できるのではないかと思っています。

【Profile】
南野拓実(みなみの・たくみ)
1995年1月16日生まれ、174cm、68kg、大阪府出身。幼少期からサッカーを始め、小学校からゼッセル熊取フットボールクラブに加入。中学よりセレッソ大阪の育成組織に所属し、高校3年でトップチームデビューを果たす。その後、ザルツブルク(オーストリア)、リバプール(イングランド)、サウサンプトン(イングランド)を経て、現在はASモナコ(フランス)に所属。日本代表として65試合に出場。FIFAワールドカップカタール2022にも出場した。

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