南野拓実が感謝する親からのサポート オウンゴールが与えてくれた教訓と父からの言葉 (3ページ目)
小学生年代は勝敗より大事なものがある
――この全国大会では、「マクドナルドフレンドリーカップ」も開催されます。これは惜しくもベスト8に進出できなかった40チームが、本大会で出場機会のなかった選手にも出場機会をつくり、より多くの仲間たちと交流を深めてほしいという思いから始まりました。この取り組みはいかがでしょうか。
すばらしいことだと思います。さきほども言いましたが、小学生年代は勝敗よりも大事なことがあると思っています。試合にたくさん出場する経験もそうですし、そこまでに努力してきた過程もそうです。負けたチーム同士がもう1回競い合えるのは、今後の彼らの成長にとってとても大切なことだと思います。
マクドナルドはベスト8を逃した全40チームが参加する「マクドナルド フレンドリーカップ」を開催。ドナルド・マクドナルド・ハウス支援の証でもある赤白のスマイルソックスを履いて試合をするチームもある――この全国大会の会場ではさまざまなイベントも実施されていますが、そのなかのひとつに、病気と向き合う子どもとその家族のための滞在施設「ドナルド・マクドナルド・ハウス」への支援活動のチャリティイベントがあります。これはチームワークにも通じる、「相手を思いやる気持ちを育てる」という志のもとで実施されているのですが、このチャリティイベントについては、どのように感じていますか。
「ドナルド・マクドナルド・ハウス支援」詳しくはこちら>>
サッカーは、助け合いの精神がとても大切だと感じていますし、対戦相手へのリスペクトがあって成り立っているスポーツです。その意味で「相手を思いやる気持ちを育てる」という精神を養えると思います。サッカーとチャリティの精神はリンクするところがあるので、全国大会の場でその精神にさらに触れてもらうことは、すばらしいことだと思います。
――今回は、病気と向き合う子供たちのために、日本全国の各ドナルド・マクドナルド・ハウスへグッズを寄贈していただということですが、どのような思いからご協力をいただいたのでしょうか。
今回僕はサイン入りのミニボールを寄贈いたしましたが、病気と向き合っている子供たちに、このボールで遊んでほしいなというのが一番の気持ちです。サインが擦り切れて見えなくなったり、ボロボロになったりするまで、遊んでくれたらうれしいですね。みんなにたくさんの笑顔が訪れるようになればいいなと思って、このボールを寄贈しました。
病気と向き合う子供たちのために「ドナルド・マクドナルド・ハウス」に直筆サイン入りミニボールを寄贈 photo by Noto Sunao(a presto)――小学生の子供たちは、さまざまなスポーツを行なっていますが、そんな子供たちに対して、多くの企業がサポートをしています。そのなかでマクドナルドは、JFA全日本U-12サッカー選手権大会だけではなく、野球の大会「全日本学童軟式野球大会 マクドナルド・トーナメント」、バスケットボールの大会「マクドナルド全国ミニバスケットボール大会」をサポートしています。企業がスポーツを支援することについては、どのように感じていますか。
すごくすばらしい取り組みですし、いつも感謝しています。企業の支援があるから、我々も子供たちも、こうしてスポーツに集中できる環境が整えられていると思いますので、とてもありがたいことだと感じています。それからマクドナルドさんのような世界的な企業が、自分がやっているスポーツを応援してくれることは、子供たちにとってはすごくうれしいことだと思いますし、マクドナルドさんをより一層身近に感じると思います。こんな大きな企業がサポートしてくれることで、自分の目指している大会の価値や規模も、理解してくれるんじゃないかと感じています。
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