Dリーグのタイトルスポンサー「第一生命」 広告宣伝だけではない、その先にある真の目的とは

  • text by Sportiva
  • photo by D.LEAGUE 22-23

Dリーグの会場ではタイトルスポンサーの「第一生命」が耳目に飛び込んでくる ©D.LEAGUE 22-23Dリーグの会場ではタイトルスポンサーの「第一生命」が耳目に飛び込んでくる ©D.LEAGUE 22-23この記事に関連する写真を見る支えて活きる。最先端「企業スポーツビジネス」

Dリーグと価値観が合致

 日本発のプロダンスリーグ「Dリーグ」は3シーズン目に突入し、すでにレギュラーシーズンが終了。あとは4月23日(日)のチャンピオンシップを残すだけとなった。そのDリーグの会場に足を運ぶと気づくのが、タイトルスポンサーである「第一生命」のロゴだ。Dリーグのロゴに社名ロゴが寄り添い、MCも必ず「第一生命Dリーグ」という名前で進行するため、配信で楽しむファンも、第一生命は耳馴染みのある社名になっているはずだ。

 第一生命がDリーグのタイトルスポンサーになったのは、初年度の20-21シーズンから。現在、第一生命でDリーグを担当するコーポレートコミュニケーション部 広告宣伝課の佐藤数也氏と伊原由衣菜氏に、世界にも例を見ないダンスのプロリーグのどんなところに魅力を感じ、協賛に至ったのか話を聞いた。

「協賛した大きな理由は、第一生命が創り出したい価値と、Dリーグが目指す姿が一致していたことです。第一生命は生命保険の会社ですが、その枠に留まらない4つの体験価値をお客様に届けようとさまざまな取り組みを行なっています。それは『保障』『資産形成・承継』『健康・医療』『つながり・絆』の4つです。

 ダンスは特別な道具や設備がいらず、体ひとつでできるものです。その意味で一生涯に渡って楽しめ、健康増進につながります。さらには仲間と楽しむこともできて絆を育むことができますし、地域社会とのつながりを作るきっかけにもなると思っています。

 Dリーグは"世界中すべての人に『ダンスがある人生』をもたらす"をミッションに掲げていますが、私たちはダンスのある人生は健康でつながりのある幸せな人生になるはずだと思っています。これらさまざまな面でDリーグと第一生命の価値観が合致していると考え、協賛するに至りました」(伊原氏)

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