モーグル界の世界的トップ選手6人が札幌に集結 超豪華レッスンに子どもたちは「すごい」と感嘆
「WORLD MOGUL CAMP by UNIQLO」に参加した(左から)川村あんり、堀島行真、ウォルター・ウォルバーグ、ミカエル・キングスベリー、ニック・ペイジ、星野純⼦
6人のオリンピアンが直接レッスン
4月7日(金)から3日間に渡り、モーグル界の世界的なトップアスリートたちが参加した「WORLD MOGUL CAMP by UNIQLO」が、北海道のサッポロテイネスキー場で開催された。
このイベントは「道産子からオリンピックメダリストを輩出する」を目標に、フリースタイルスキー競技の普及、育成、強化に取り組むNPO法人Dosapoが主催し、ユニクロがメインスポンサーとして協賛。国内外から集まったモーグルで高みを目指す子どもたち延べ約200名に、実際に雪山のコースでトップ選手たちが特別レッスンを行なった。
参加した選手は、北京五輪男⼦モーグルで⾦メダリストのウォルター・ウォルバーグ(スウェーデン)、銀メダリストのミカエル・キングスベリー(カナダ)、銅メダリストの堀島⾏真、5位⼊賞のニック・ペイジ(アメリカ)、⼥⼦モーグルで5位⼊賞の川村あんり、五輪に2⼤会出場し昨年引退した星野純⼦と、いずれも名だたるトップアスリートたち。ミカエル・キングスベリーは「6人のオリンピック選手がここにいることは本当に素晴らしいこと」とこのイベントの価値の高さを強調した。
参加した子どもたちにアドバイスを送るウォルター・ウォルバーグ
レッスン前のトークセッションで「恥ずかしがらずにいつでもどんどん質問してください」とウォルター・ウォルバーグが語った通り、レッスンでは子どもたちが積極的に質問。ニセコ町から参加した小学5年の女の子は「堀島選手が詳しく教えてくれて、すごくわかりやすかったです」と目を輝かせた。またニック・ペイジから指導を受けた札幌西区から来た小学6年生の男の子は「ニック選手はこぶを受けた後に、板がすぐに斜面についていてすごいと思いました」とプロ選手の技術の高さに圧倒されるとともに、「手の置きどころと、上半身の姿勢を教えてもらいました」と今後の課題も見つけたようだった。
モーグル界の絶対王者、ミカエル・キングスベリー(右端)から指導を受ける子どもたち
モーグルを始めたばかりの子どもたちを指導した堀島は「僕のレッスンでは滑ることよりも、話をする時間のほうが多かったのですが、それでも真剣にこちらを見て聞いてくれて、とてもやりがいがありました」と子どもたちの意識の高さに感心。ウォルター・ウォルバーグも「子どもたちの聞く姿勢や学びたいという姿勢が素晴らしかったし、いっぱい話も聞いてくれてうれしかったです。また子どもたちに教えることで、自分もうまくなれるのでとてもいい時間でした」と充実感をにじませた。
お手本を見せるウォルター・ウォルバーグ
大会を協賛したユニクロの「WORLD MOGUL CAMP by UNIQLO」プロジェクトリーダー小笠原一郎氏は「ユニクロはアクティブで健康的な生活を応援していきたいと考えています。今回、世界のトップ選手と触れ合うことで、子どもたちには夢や希望など、何か心に響くものがあったのかなと感じています。そんな子どもたちの想いを、我々は後押しできたらいいなと思っています」と語った。
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